春の野草を探して毎年訪ねる里山を歩いていました。
森を抜けて畑に出て民家の庭先まで歩いた時鮮やかなピンク色が目に飛び込んで きました。1本の見事な垂れ梅の木です。 もう何年も春が巡る毎に通っているのに道筋1本違っただけで、時期がほんの少しずれただけで出会えない、気づかない風景があるのですね。 よく手入れされた枝にびっしりと付いた花はまだ6分先くらいだったでしょうか、春の暖かく柔らかな陽が程良く差して美しさが際だっていました。 辺りはまだ春浅く静まりかえっています。 眺めているのは私とお友達と黒い猫、そして隣の墓地に墓参りに来たご婦人だけ。 庭先にはジンチョウゲが薫り高く咲いていました。 たまたま迷い込んだ山裾の民家で思いがけなくとても贅沢なお花見でした。 新しい出会いに感謝です。お留守の民家にそっとお礼を言って猫にさよなら、また今度。
by chie-nakanishi
| 2006-03-24 22:14
| 自然
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